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2010/09/29 11:18
伊豆から帰ってきてすぐにマスコミ関係者たちと「スポーツ政策」の研究会の準備を始めたのですが、すぐに連想されるのは海外のスポーツ政策の比較研究の必要性でした。しかし同時に「スポーツ立国戦略」などで主張される「文化予算」や「文化振興基金」との対比で文化予算並の(結果として大幅な)スポーツ予算増と文化振興基金並のスポーツ振興基金の増額への「希望」と「期待」が説かれます。したがってそれならそれで文化政策や文化振興基金などについて資料収集し、検討を加えることがすぐに連想されます。
そのことを早速思いつかせてくれたのはT教授の指摘による朝日新聞で取り上げていた「英仏の文化政策」(9月25,27日付)でした。近くの文化センターでコピーをして読んだのですが、とくに9月27日付の 「地方に根ざす公の助成」で「金を出すが決定に関与しない」(「アームズレングス=腕の長さの原則」)というイギリスの「話」が参考になりましたね。
ここで紹介されているアーツカウンシル・イングランドこそは例のスポーツ・カウンシルの先例でしょうか、フランスの文化政策は芸術・文化の国にふさわしい制度と体制をもっているようですが、中央集権的になりやすい危険性も抱えているように見受けられます。 ...
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2010/09/28 9:18
「暑い暑い」と言っていたのに急に涼しさを通り越して寒いぐらいの天候に驚いていますが、時はまさに「スポーツの秋、本番!」なのですね。大相撲秋場所はご存知の通り白鵬の全勝優勝と62連勝で九州場所での双葉山の69連勝記録を越えるのか、これまたハラハラどきどきの緊張と期待、海外ではMLマリナーズのイチロー選手の10年連続200安打達成という「快挙」と朗報が続きました。
しかし二人の活躍にもいろいろな論評や批判が出ています。片方は一人横綱でライバル無しでは例え双葉山の連勝記録を超えても価値が低いという、こちらはどちらかというと相撲の世界で外国人選手の活躍を喜ばない(これが微妙ですが双葉山の記録を日本人力士ではなく外国人力士に抜かれるのに感情が追いつかない)日本人ファン、一方はイチローの記録は日米合わせての記録でレベルの低い日本での記録との合算はおかしいという、これまたアメリカ人ファンたちの対日本人意識をうかがわせるものです。
完全に「差別」意識とは言えないかも知れませんが、どこかにこれに近い感情が漂っている感じがしませんか。「スポーツは国境を越える」と言われながらもまだどこかにナショナルなものをひきずっていることをどう考えていけばいいか、これも今後の研究課題です。正直なところ大相撲の番付後半の取り組みは横綱白鵬だけでなく外国人力士どうし、あるいはまれに日本人力士と外国人力士(しこ名だけを見ていては気がつきませんがテレビ画面で紹介される出身地を見ると明らかですよね)ということになっていました。 ...
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2010/09/27 7:23
 
昨日は富戸をお昼前に出て途中城ヶ崎の吊り橋を見学、さらに稲取に吊り飾り雛があるという笠木さんの一声で立ち寄りました。ただの民芸品ではなく子どもたちの成長を願いながら、昔から続く家族・近隣との「きずな」を今に伝えるものでした。
場所を下田に移して夜は部屋で4時間以上にわたる笠木さんの「話」、「かたくり」に秘めた笠木さんのラブロマンスも聞かせてもらいました。
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2010/09/26 6:49
河津から富戸へ移動する時に台風の風に雲が飛ばされたせいか、伊豆七島がよく見えました。
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2010/09/25 6:42
「今日の花」はハギ(はぎ、萩)、「花言葉」は「思案」「思い」「柔軟な精神」だそうです。「柔軟な精神」は今の私にはもっとも大事なことの一つではないかと思います。
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2010/09/23 8:24
 
伊豆・河津いりあい村入口の「彼岸花」、みかん山から望む伊豆の海
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2010/09/22 8:19
最上段右から2番目が鈴木寛文科副大臣、この「立ち位置」をどう見ますか?
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2010/09/21 17:17
珍しく「きっこのブログ」を見たら徒然草の有名な 137段「不完全の美」を説いた「花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは」から見出しの文を見つけました。今はネット検索でかんたんに「現代語訳」も読めます。あらためて高校時代に習ったはずの「徒然草」を読んでみました。
一昨日辺りから月明かりが気になっていました。まだ満月というのではないのですが、傍に木星が輝き忍野ではすでにすすきがかなり大きく育って月に向かっている風情です。
大阪の知人の来宅に続いて昨日は大学の教え子でもあるM君が突然姿を現して驚かせてくれました。せっかくですので山中湖村の紅富士の湯につかりました。残念ながら赤富士は見えませんでしたが、連休にしては客もまあまあでゆったりと露天風呂にひたり、お月さんも眺めたというわけです。
さて、徒然草137段ですが、下記のように文章が始まっています。 ...
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2010/09/19 21:23
 
茫洋とした風貌でみんなに愛された小林桂樹さんが「敬老の日」を前に亡くなられたのはまことに残念。(写真右は映画「ここに泉あり」の一シーン)
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2010/09/17 8:29
 
忍野の書斎から見える「百日紅」に花が咲いていました。山法師の実が赤くなる頃には最終治療をむかえるのでしょうか。
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2010/09/16 13:04
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2010/09/15 13:27
残暑を逃れれようと昨日の午後に忍野に向かったのはよかったのですが、河口湖ICに近づいた頃はまだ薄黒く富士山が姿を見せていたにもかかわらず夜にはいると雨音が聞こえてきて夜中には寒くて布団を1枚足すほどでした。
けさの新聞各紙も「菅氏の圧勝」を伝えています。さて問題は「圧勝」の中身です。私がリンクを貼っているいくつかのサイトを覗かれた方は周知のことですが、大マスコミという応援団をつけての「勝利」だったことがわかります。比較的中立・公正・公平的だと思われる五十嵐仁さんのブログ 「転声仁語」では以下のように書いてありました。
菅さんの勝因と小沢さんの敗因に共通する最大のポイントは、マスコミの対応にありました。ほとんどのマスコミは「菅びいき」で「小沢嫌い」であり、そのことを隠そうともしなかったからです。
臆面もなく、このような「偏向報道」がなされたということは、驚くべきことです。日本のマスコミ史において、将来に禍根を残す大きな汚点になったと言うべきでしょう。 ...
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2010/09/14 6:39
昨日は新聞休刊日だったのですが、沖縄はちがっていました。早速、名護市長選挙についての報道を 「琉球新報」で読みました。「沖縄タイムス」の記事では 「[名護・市長派圧勝]敗れたのは日米政府だ」という主張がありました。
いずれにしても本土の政治家・マスコミも「固唾をのんで見守る」姿勢が批判の対象となっているのです。昨日、地元・府中を中心にやっている民間ユネスコ運動の集まりがあったのですが、二次会でこっそり耳打ちされたのは民主党の菅さんが喜納昌吉さんに「沖縄は独立すればいい」とまで言っていたという「噂話」でした。市川房江さんの下で市民運動をやっていたのが「原点」ということをもっぱらこの代表選で「目玉」にして渋谷にある市川記念館にわざわざ出向いてマスコミに取材させた選挙戦術も見え透いていて嫌な感じがしましたが、「市民派」という看板も薄汚れていますね。 ...
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2010/09/12 13:37
たまたま大学時代の同期の家を訪ねたら留守ということで近所に住んでいる別の友人宅を訪ねたところ、偶然にも留守だった彼と電話中でした。なんでも体がふらふら不安定で医者に診てもらったところ脳に血腫があるというので切り開いて牛乳瓶1本くらいの血液を抜いたというのだから驚きでした。もっと驚いたのはそれまで認知症気味だったのが頭脳明快、電話で話していても実に理路整然としています。
「人間万事塞翁が馬」といいますが、これぞ「怪我の功名」というやつですかね。因果関係はわかりませんが、よくなっていることはたしかでした。となると前々から気にしていた躁鬱の「躁」状態がぶり返し、かつて教員時代の実践記録を出版したいと、矢継ぎ早に原稿を送ってきます。序文はお前さんが書いてねということになるので警戒していたのですが、案の定でした。
そっから話が跳ぶのですが、彼も最近の朝日新聞の評判が悪い、いつから駄目になったのかとこちらに振られても困ります。彼に言わせると問題の指摘も不十分だが、それ以上にだからどうしたらいいという「展望」が見出せない記事が多いのだという。それは今の記者に求めても無理ではないkと私などは先に考えてしまいます。第一に、専門取材領域でもある体育やスポーツのことを歴史的に知ろうとする努力をしないでなんでも安易に聞いてくるのですから。 ...
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2010/09/11 7:36
「今日の花」はブドウ,ぶどう(葡萄)、花言葉は「陶酔」「好意」「信頼」「思いやり」「親切」「慈善」「酔いと狂気」「人間愛」だそうです。
甲州・勝山の葡萄刈りも今がシーズンでしょうか。これからが秋本番ということでしょう。広島の田舎では松茸刈りですが、今は収穫もすっかり減ってしまったようです。
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2010/09/10 8:44
学会大会は今日で終わりですが、午後に日本スポーツ社会学会理事会が名古屋駅近くのコンベンションルームで開かれますので豊田の中京大学まで往復している時間的余裕が無いのでこの際ですから久しぶりに半田・成岩の榊原氏を訪ねてみようと思います。最近の総合型地域スポーツクラブや「スポーツ立国戦略」への彼なりのコメントも聞いてみたいと思うからです。
夜にその結果をふくめて更新したいと思います。不悪。
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2010/09/09 22:01
中京大学での第61回大会は昨日の台風一過、すばらしい秋晴れの下に2日目でした。体育社会学専門分科会シンポジウムの後は本部企画「体育・スポーツの社会貢献への可能性を問う」は立ち見が出るほどの盛況でした。鈴木寛文科副大臣登壇効果でしょうか。
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2010/09/08 22:45
今日から日本体育学会大会が中京大学豊田校舎で始まりました。今日は午前も午後も体育経営専門分科会領域で個人発表とシンポジウムを聞きましたが、やはり質問したくなり、手を挙げてしまいますね。
「スポーツ立国戦略」「スポーツ振興基本計画」等について若い人たちが積極的に研究テーマに取り上げることはいいことですが、どうも研究の視点というか、視野が狭いのが気になります。教育政策や文化政策、もっと身近にいえば医療・福祉政策などの研究を学んだ形跡がありません。
午後のシンポジウムでも質問しましたが「競技力向上」をアプリオリに「是」として議論を進めているので「トップスポーツの公益性」を論じるといいつつ、スポーツの「公共性」や文化的・社会的価値についてスポーツ関係者以外に伝えられる「言葉」を持ち合わせていないように見受けられます。それは「税金を使ってトップスポーツを支援するということは選手以外の、その日暮らしに精一杯の人たちの合意を得ることが出来るのですか」という素朴な問いに答えられないということです。
それでもモントリオール・オリンピックの女子バレーボールの金メダリスト荒木田裕子さん(JOC理事、バレーボール協会有給職員)が東京オリンピック招致運動にたずさわった経験で「東京オリンピック招致に賛同する国民が50%台であったことにショックを受けた。これまで現役時代は目の前の試合に勝つことで精一杯で他のことは見えていなかった。多くの選手たちもメダルをめざしてその時々の勝負に勝つことにしか目はいっていないのではないか」と率直に話していたのが印象的でした。「選手時代にはオリンピック・ムーブメントとは何かということは一度も考えたことはなかった」とも。 ...
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2010/09/07 9:01
昨日も掲載しましたが、リバティアカデミー公開講座、応募よろしく。
時:2010年9月29日(水)~12月22日(水)毎週18:00~19:30(全12回)
所:明治大学駿河台キャンパス
講師:谷口源太郎(スポーツジャーナリスト)、森川貞夫(日本体育大学名誉教授)、コーディネーター:寺嶋善一(明治大学教授)
くわしくは下記へ
明治大学リバティアカデミー公開講座募集要項
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2010/09/06 11:01
時:2010年9月29日(水)~12月22日(水)毎週18:00~19:30(全12回)
所:明治大学駿河台キャンパス
講師:谷口源太郎(スポーツジャーナリスト)、森川貞夫(日本体育大学名誉教授)、コーディネーター:寺嶋善一(明治大学教授)
くわしくは下記へ
明治大学リバティアカデミー公開講座募集要項
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2010/09/04 8:12
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2010/09/03 7:20

今朝の富士山です。
忍野の部屋の温度は22度を指していますが、全国的にはまだ「猛暑」が続いているようですね。涼風をお届けしたいものです。
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2010/08/31 22:35
『みんなのスポーツ』8・9月号に本文のように「イタリア スポーツとクラブ事情ーー揺れるCONI体制ーー」を書きました。 この夏の唯一の「成果」ですが、最新の(と言ってもここ数年の)イタリア・スポーツの変貌ぶりの一端です。
これまでCONI(イタリア・オリンピック委員会)の独占支配と言われて来た「トト・カルチョ」も実はCONIの手から離れ、国家専売公社に移管されています。したがってCONIはその代償に2002年より毎年4億5000万ユーロの補償を国家から受けていることなど、未だ日本ではあまり報道されていない「事実」もそっとですが入れています。その他CONI改革の突破口を開いた「メランドリ改革」についてもふれています。ご笑覧くだされば幸いです。
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2010/08/31 5:46

夕暮れ時のOさんの別荘(山中湖・旭ヶ丘)
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2010/08/29 2:28
 
左は御前崎上空から見た富士、右は東京湾から見た夕焼けの富士
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2010/08/27 17:36

ユース五輪女子柔道団体戦に優勝した田代未来選手(写真左)と混合チームメンバー
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2010/08/27 10:06
高知市内の境川べりにある成田先生の2階部屋はまったく冷房装置が無いにもかかわらず川風が吹き込んできて涼しいのです。
朝夕は窓を開けておくと寒いくらいだそうです。「きれいな水ですね」と言うと、「とんでもない。仁淀川は澄んでいて川底の小石が見えるのにここはそうはいかない」と言下に否定されました。故郷の川で鮎をとるのがこちらに来る最大の理由だそうで冷凍庫には収穫の鮎でいっぱいでした。
高知市唐人の成田先生宅の2階から見た境川
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2010/08/26 6:18

仁王町・「カフェ・ド・フロー」(夕日の見える「レストラン」)で初めて夕日を眺めながらディナーを楽しみました。昨年の暮れに無二の親友だったMとランチを食べたのを思い出しました。
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2010/08/25 6:47
今日の午後に東京からの「珍客」を同道して京都からY先輩夫妻が到着予定、明日はご一緒して高知のN先生を訪ねる予定です。おそらく「こんな遠くへ来たもんだ」という気分に浸ることができるものと今から胸がわくわくします。
それこそ思い起こせば大阪の高校教員を辞して東京に戻り、大学院に学ぶ決意をしてからすぐに研究面だけでなく公私にわたるお世話をいただいた先輩・先生方です。研究者としてはもちろんのこと、人の生き方を後ろ姿で教えていただいた40数年だったと、心から感謝の気持ちでいっぱいになります。
それだけにどのようなおもてなしをしていいのか、少々気にはなりますが、そのことよりもお会いできる「時間」を共有できることを十分に楽しみたいという気持ちの方が高まるのですから不思議なものです。
自分の教え子たちには人生の「三つの宝」として「師」(一生、師として尊敬できる)、「書物」(常に自分の進むべき指針を与えてくれる)、「友」(生涯支え合える)を持つことと、何かことあるごとに話してきました。
私にとっての「師」は直接指導婦を受けた恩師だけでなく文字どおり「私淑」できる「師」が指を数えるほど存在するという「幸せ」をいつも実感します。「書物」についても即座に何冊か挙げることができます。また「友」も数人挙げる(その一人、高校時代からの友人Mが今年2月に亡くなったのは今も胸が痛みます)ことができますので、結構、「幸せな人生」を歩んでいるのではないかと思う、今日この頃ですね。 ...
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2010/08/24 22:58
こちらも猛暑が続いています。融合研宮崎会長夫妻は元気に庄内半島や琴弾公園の道の駅などを精力的に見て回る元気の良さ、驚くばかりです。
夕方、クラブネッツのTさんが仕事の帰りに寄ってくれました。なんでもお隣の琴平町にあるヴィスポことひら、S学院大学の経営問題等、コンサルト事業を手広くやっている感じです。今日の最終便で帰京するというので息子も一緒に空港まで送ってもらうことになり、こちらはやっと一息入れました。
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