12月10日(月) 寒風吹く中に「日本の明日をいかに見いだすのか」
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2012/12/10 19:32
今日の花は、フユサンゴ,ふゆさんご(冬珊瑚)、花言葉は「神秘的」「あどけない、あなたを信じる、愛情」だそうです。別名、「玉珊瑚」ともいうらしいのですが、今まで気がつきませんでした。

昨日一日ゆっくりしたせいか、体調はいいようです。一昨日のシンポジウム「死と社会」(奈良女子大学)は正直言ってむつかしくてよく理解できなかったというか、「記号論」(?)的思考法にも慣れていないせいか、言葉の言っている意味がよくつかめなかったということでしょうか。あらかじめ配布されていたチラシに「通常の社会科学は人の生を見つめるところから始まっていると思います。それを反転させてみるとどうなるか。社会科学の革新につながるような議論ができればと思います」という文章に惹かれて参加したのでしたが、少し残念!
それよりも前日朝早くに三宮までバスで行き、神戸市立博物館で「マウリッツハイス美術館展」(実際にはフェルメールの傑作・「真珠の耳飾りの少女」だけ)を見ることができたのが収穫でした。東京では人が多くてゆっくりと楽しむことができないのですが、ここでは比較的ゆっくりと(それでも係員が立ち止まらないでくださいと声をかけていました)見ることができましたね。
午後からは大阪・淀屋橋で「1965年・日中青年大交流関西代表団の記録」集をまとめる話し合いに出てから関西大学に来ている中国からの留学生の論文作成に少しだけ相談に乗り、その足で近鉄なんばから奈良行きに乗って西大寺乗り換え高の原駅へ、そこからは翌日までY先輩の家にお世話になりました。そこでのゆったりとした「会話」ができたのが何よりの「安らぎ」であり、知的刺激を受ける時間でもあり、田舎暮らしの中での唯一の楽しみでもあります。
帰りは最終バスが満席のためまた三宮まで近鉄・阪神と乗り継いで最終前のバスで観音寺終点まで3時間ちょっと、来るときに見えた淡路島近辺の瀬戸内風景も暗くて見えず終いでしたが、それでおゆっくりとできてよかったですね。
この写真は行くときに撮ったものです(淡路島から明石方面を見る)。
ところでテレビも新聞もしきりに「選挙特集」をやっていますが、問題は選挙後ですね。五十嵐仁さんのブログ「転声仁語」では選挙状況を踏まえながら最後に次のような言葉で結んでいます。
総選挙の情勢調査では自民党が過半数を越す勢いだと報じられています。その自民党は3年前とは異なり、右傾化して改憲のモンスターになった恐ろしい自民党なのだということを知らなければなりません。
また、右傾化して改憲のモンスターになっているのは、自民党だけではないということも知る必要があるでしょう。これらの改憲政党に国会の多数議席を与えても良いのかということも、今回の選挙では問われていることになります。
どうでしょうか、まさに 「寒風吹く」日本の政治状況ではあります!